擦弦楽器であるバイオリンには不可欠である弓。この弓は、時として機能を優先させると道具、音や細工の見地からは芸術品となります。
弓自体は古代から存在しますが、現代の様式が確立されたのは、18世紀後半のフランスで、「フランソワ・トゥールテ」の手によって完成したと言われています。 F・トゥールテの製作した弓は、世界一のエレガントさを持ち、機能的な箇所の発明、改良によって、現代に至ってさえも、この名人を越えられない見事な銘弓として、弓の歴史の頂点に君臨しています。
その後、19世紀になると、「ドミニク・ペカット」が、F・トゥールテを凌ぐ力強い弓を製作し、20世紀には「ユージン・サルトリー」が操作性において、先の両巨匠を越える弓を製作し、名実ともに、弓のフランスを確立しました。 彼らの製作した弓は、多くの演奏家、収集家に愛用されると共に、各時代の弓制作者に大きな影響を与えるのです。
フランス弓辞典 "French bow makers" をご参照ください。
また、弓は楽器と比べて非常に消耗が早く、メンテナンスやその扱い方がとても大切になります。
ラルジュでは、楽器と同様に最高品質であり、さらに使用頻度の少ない弓を取り揃えております。この質の高さは、国際的にも認知され、国内外の演奏家、コレクター、投資家、ディーラー達にも、求められております。
"Noteworthy Bow Sales" をご覧ください。
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