LAFLEUR, Joseph Rene1812 - 1874
ジョゼフ・ルネ・ラフラー



ジョゼフ・ルネ・ラフラーの父親はバイオリンと弓の両方の製作をしていたので、彼も同様な製作者の道を歩むとともに、将来演奏家として活動する事も考えていたようです。
彼は弓製作において、様々な材料を用いたり、弓に適した形などの研究をしましたが、その殆どが、過去にも発明されていたもので、彼自身の発明といえるものはありません。しかし彼の師匠のフランソワ・リュポがフロッグのアンダースライドを一番初めに取り入れたとされていますが、この発明に彼が携わったのではないかと考えられています。


【 Joseph Rene LAFLEUR の生涯 】
18126月8日 パリにて生まれる。
父親の下でバイオリニストを目指していたが、同時にバイオリンと弓の製作を習い始める。
183018歳この頃、将来の事を考え始め、弓製作に仕事の重点を置くようになった。
183321歳父親の Jacques LAFLEUR が他界。この頃、Joseph は、Francois LUPOT の工房で弓製作の修行をしていた。特徴は、ヘッド部分が細めフロッグは長めで高さが低く、フェルール部分は丸みを帯びている。何層にも重ねた木材をスティックに使用したりして、弓の抵抗力について研究をした。また、この頃師匠のLUPOTがフロッグのアンダースライドを取り入れ始めた。ヘッドの幅が広くなり、やや角ばっている。フロッグは高めで短い。
最初の妻は結婚後すぐに亡くなり、その後 Therese Wagner と再婚した。
Lupot の工房を出て、パリの Petit Carreau 通りに初めて自分の店を構えた。
184937歳パリの Boulevard Bonne Nouvelle に店を移す。
185038歳同世代の弓製作者 Nicolas MALINE 等と接触があり、その影響が弓のスタイルに現れている。
186553歳この頃仕事をリタイヤしたと考えられ、その後は老後を有意義に過ごす為、作曲活動に没頭していたようだ。
187462歳2月19日に他界。


ジョゼフ・ルネ・ラフラーの弓は音的にも芸術的な面でも高く評価されているので、演奏家はもちろん収集家にも求められている弓製作者の一人です。彼の死後は長男のルイ・アルフォンス・ラフラーがバイオリン製作家として、パリの店を継ぎました。