HUSSON, Charles Claude1846 - 1915
シャルル・クロード・ウッソン



シャルル・クロード・ウッソンは弓製作家の父親の下でジョゼフ・アーサー・ヴィネロンと共に修行時代を過ごしました。その後も数々の工房に出入りし、弓製作の腕を磨きました。彼が他界した正確な日時は不明ですが、だいたい1915年頃まで弓を製作し続けた事は分かっています。


【 Charles Claude HUSSON の生涯 】
184612月31日 ミルクールにて生まれる。父親は弓製作家の Claude Charles Nicolas HUSSON で母親は Marie Monnard。
父親の下で弓製作を学び始める。異母兄弟であった Joseph Arthur VIGNERON と共に修行時代を過ごした。
186418歳Marie Julie Brubach と結婚。
187226歳Mathilde Grillon と再婚。
187327歳この頃 J.B.VUILLAUME の工房で働いていた。
LAMY や GAND & BERNADEL 兄弟の工房で弓製作の勉強をしていた。
この時期に彼が製作した弓は Vuillaume スタイルでこれといった特徴がない。
187529歳J.B.VUILLAUME が他界し、VOIRINの工房へ移った。
VOIRIN スタイルで弓を製作するようになる。それまでは、VOIRINスタイルが主流であったが、この頃から、下積み時代を共にすごした J.A.VIGNERON の影響が弓のスタイルに現れている。ヘッド:丸くて細い。フェルール:やや短めでのど部分が丸い。
188034歳その後、パリに自分の店を構えた。
191569歳この頃まで弓を製作した軌跡が残されている。


シャルル・クロード・ウッソンは父親のクロード・シャルル・ニコラ・ウッソンが、1857年に再婚した事から、再婚相手の子供であったジョゼフ・アーサー・ヴィネロンと義理の兄弟になり、その事が彼の弓の製作スタイルに大きく影響しました。
とても丁寧に製作された彼の弓は、数は少ないですが、現在も多くの演奏家たちに評価されています。