HARMAND, Nicolas Joseph1793 - 1862
ニコラ・ジョゼフ・アーマン



18世紀末にミルクールで誕生したニコラ・ジョゼフ・アーマンは、弓の製作と同時にオルガンの製作をしていて、後者のほうに力を入れて仕事をしていた為に、現在残っている弓の数は少なく、貴重なものとなっています。


【 Nicolas Joseph HARMAND の生涯 】
17935月13日 ミルクールにて、父 Louis と母 Marie Marianne Pierre の間に長男として生まれる。
彼は幼い頃から、弓製作とオルガン製作の両方を学んでいた。
181926歳5月26日 地元ミルクールで Marie Adelaide Eulry と結婚。
182632歳5月11日 息子のCharles Nicolas が生まれる。
後に弓職人になった。
弓の特徴は、ヘッド: Adam と Pajeot の中間位のスタイルで製作されていて、形がとても良い。フロッグ:のどの部分が深く削られている。貝目の部分に16角の星型の装飾がされている弓もある。アジャスター部分は少し長めで細い。
184552歳この頃から弓製作を辞め、オルガン作りに専念し始めたと考えられる。
186268歳4月3日 ミルクールにて他界。


ニコラ・ジョゼフ・アーマンの製作した弓は数量はとても少ないが、中にはとても出来の良いものがあり、現在も高く評価されています。しかし彼が弓製作とオルガン製作の二またをかけていた為に、弓の数が少ないのは、とても残念です。